オープニング
服電 Clothes Call Produced by Lv.99。
皆さんこんばんは。
服電Clothes Call Produced by Lv.99、ナビゲーターの水本慎太郎です。
毎日何気なく選んでいる服には、その人の生活や仕事、気分、価値観が静かに表れています。
この番組では、服という人の今を映す文化をアーカイブしていきます。
服電開会宣言
かつて中世の時代、服は法律そのものでした。
ドレスコードは身分や職業を規定し、人々は定められた服を着ることで社会の中の自分を証明していました。
現代の私たちはその制約から解放され、自由を手にしました。
しかし今、私たちの周りにある服の情報はどうでしょうか。
流れてくるのは、作る側や売る側の論理ばかり。
トレンドや消費の記号としてではない、着る側の本当の声が見える形で残されているでしょうか。
私は今、服において極端な情報の非対称性を感じています。
作り手や売り手の言葉は溢れているのに、実際に服と生活を共にしている圧倒的多数の服を着る人たちの言葉が、どこにも記録されずに消えていってしまう。
だからこそ、私は着る側の声をどこかに記録しておく必要があると考えました。
これがこの番組、”服電”の核心にある考え方です。
私たちが毎日何気なく選んでいる服には、その日の仕事、気分、そして自分でも気づかないような深い価値観が静かに表れています。
派手なエピソードや特別な日のドレスアップばかりである必要はありません。
なぜその色を選んだのか、なぜその一着に愛着を感じているのか。
そのささやかで個人的な選択の集積こそが、いつか未来の誰かが私たちの時代を振り返った時、何よりもリアルな生活の記録、生活史になるのではないか。
私たちはそう信じています。
姿が見えないからこそ、服の手触りやその服にまつわる記憶、言葉にできない感覚を丁寧にすくい上げることができるからです。
そうして言葉になった物語は、原宿の仕立屋が編むアーカイブとして大切に保管されていきます。
これは服という小さな入り口から、今の時代を生きる人々の生き方の輪郭を記録する、少しだけ壮大な社会実験でもあります。
この番組では、これからワンシーズンで99人の方にお話を伺うことを目標にしています。
有名無名を問わず、様々な生き方をしている方々の今の気分をアーカイブしたい。
そうして集まった99の物語が、未来の誰かにとっての手がかりやヒントになることを願っています。
”服電”参加募集告知
この配信を聴いているあなたも、ぜひ一度番組でお話をしてみませんか?
特別な準備は必要ありません。
今、あなたが着ている服のお話から、少しずつお話を聞かせてください。
私からゲストにお電話をして、スタジオとつなぎ、電話を通してインタビューいたします。
映像配信のように身なりを整えたり、ヘアメイクを準備する必要はありません。
映える場所である必要も着飾る必要もありません。
あなたが一番あなたらしくいられる場所から、飾らない言葉を聞かせてください。
ご出演に興味を持ってくださった方は、番組のプロフィール欄またはウェブサイトの応募フォームをぜひご覧ください。
また、本配信では、このコーナーは服飾業界にまつわる最新ニュースをLv.99のピックアップでお届けしようと思います。
ご期待ください。
エンディング
さあ、エンディングがやってきました。あっという間でしたね。
このエピソード0は、実際のインタビューを開始する前に様々な準備やテストを兼ねて制作されました。
ポッドキャスト番組作りってとっても面白いですよ。
ここに来るまでにすでにたくさんの試行錯誤、失敗をしてきていますので、この経験値はいずれ皆さんと共有したいと考えています。
本配信であるエピソード1は、年明け1月中旬から下旬に配信すべく鋭意準備中です。
”服電”はこれから定期的に、できれば毎週金曜夜に配信していきます。
ぜひフォローやチャンネル登録をお願いします。
服電 Clothes Call Produced by Lv.99。
あなたの物語が誰かの未来を照らす一着になりますように。
ナビゲーターの水本慎太郎でした。
それでは皆さん、最初のエピソードでお会いしましょう。